こんにちは! kecchiblogへようこそ。
「車中泊を始めたいけど、専用のキャンピングカーや、カスタムしたバンじゃないとダメなんでしょ?」
僕が友人から、本当によく聞かれる言葉です。そして、そのたびに僕はこう答えます。
「全然そんなことはない。今の僕の相棒はジムニーシエラだけど、僕の人生を変えたあの自由な旅を始めたのは、ごく普通のレガシィツーリングワゴンだったんだから」と。
この記事では、高価な道具や特別な車がなくても、誰もが今日から「自由な旅人」になれる、僕が考える車中泊の本質についてお話ししたいと思います。
なぜ、すべては「寝床」から始まるのか?
車中泊で一番大切なものは何か。ポータブル電源?便利な調理器具?
どれも旅を豊かにしてくれますが、本質ではありません。
僕が断言できる、たった一つの最も重要なこと。
それは、「プライバシーが守られた、心から安眠できる寝床」で
なぜなら、車中泊の目的は「車で寝ること」そのものではないからです。
本当の目的は、その先にある「翌日の活動」を120%楽しむこと。
夜明けと共に最高のパウダースノーを滑るため。
朝霧の中、誰もいない渓流で竿を振るため。
その土地の空気を肌で感じるため。
そのために、僕たちは車で寝るのです。
背中が痛むシートの上で何度も目を覚ます夜と、静寂の中で深く沈むように眠る夜。
どちらが最高の朝を連れてきてくれるかは、言うまでもありません。
だからこそ、他のすべてを削ってでも、「寝床」の環境だけは妥協してはいけない。
それが、僕の哲学です。
Lv.1:冒険の始まり【寝床の三種の神器】
では、その最高の寝床を作るために、本当に必要なものは何か。
僕が「三種の神器」と呼んでいる、たった3つのアイテムがあれば、どんな車も一夜にして最高の秘密基地に変わります。
- プライバシーを守る「サンシェード」
外からの視線と、サービスエリアなどの容赦ない光を完全にシャットアウトします。
これが、外界と自分を切り離し、安心できる空間を作るための第一歩です。 - 快適な眠りを約束する「マットレス」
車のシートの凹凸を完全に消し去り、平らな寝床を作り出すための最重要アイテム。
これがなければ、安眠はありえません。 - 命を守る「寝袋」
特に僕が暮らす北海道のような寒冷地では、これは快適グッズではなく安全装備。
エンジンを切った冬の車内は、外気温と変わりません。
自分の体温を逃さず、冷気を遮断してくれる寝袋があって初めて、安心して朝を迎えられます。
Lv.2:暮らしの創造【快適化アイテム】
三種の神器で最高の寝床が完成したら、次は「食」や「電気」を充実させていくステップです。
炊飯器やカセットコンロ、ポータブル電源などが加わると、車内は「寝るだけの場所」から「暮らせる場所」へと進化し、立派な「動く秘密基地」になります。
正直、このレベルまでで十分すぎるほど快適です。僕の車中泊もほとんどがここで完結しています。
Lv.3:そして伝説へ…【最終形態】
これ以上に快適さを求めると、もうそれは道具を追加するレベルの話ではありません。
ここまで来たら、もう車を買い替えましょう(笑)
内装がカスタムされたバン、キッチンやシャワーまで完備されたキャンピングカーの世界…それはもう、次の冒険のステージです。
ちなみに僕も、軽トラの代わりに荷物を運ぶためのトレーラーを手に入れました。
車中泊に使う予定はないですが、選択肢の一つになりました。
ここまでくると、もう立派な変態ですね。
まとめ:道具は、自由になるための翼
一番大切なのは「身軽に、自由になる」という、最初の一歩を踏み出す気持ちです。
道具は、そのための翼にすぎません。
さあ、まずは「三種の神器」をあなたの相棒に積んで、冒険に出かけましょう。
「自分にもできる!」という小さな成功体験が、きっとあなたを、まだ見ぬ素晴らしい景色へと連れて行ってくれるはずです。


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