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畑はスーパー、自然は巨大な食料庫。僕が北海道で手に入れた本当の豊かさ

2025 10/16
北海道の暮らし (Hokkaido Life) 自給自足の考え方 (Thoughts on Self-Sufficiency)
2025年9月27日2025年10月16日

こんにちは! kecchiblogへようこそ。

僕の自給自足の暮らしを支えているもの。それは、DIYで作り上げた数々の拠点だけではありません。この暮らしの本当の豊かさの源泉は、僕の家のすぐそばに広がる、雄大な北海道の自然そのものです。

今回は、僕の日常の一部である「食料調達」に焦点を当てて、この土地がいかに素晴らしい恵みを与えてくれるか、その魅力をご紹介します。

目次

春:雪解けの森で、価値観が変わる

長い冬が終わり、雪解け水がキラキラと輝き始める頃、僕の食料調達シーズンが幕を開けます。まず向かうのは、まだ少しひんやりとした、春の匂いが満ちる山の中です。

お目当ては、春の味覚の王様、「山菜」。

雪解けの地面から力強く顔を出すフキノトウ。独特のほろ苦さが、体に春の訪れを告げてくれます。
こちらはわらび。アク抜きの手間はかかりますが、その味わいは格別です。

その他にも、ツンとした辛味がたまらない山わさびや、一度食べたらやみつきになる行者にんにくなど、春の山はまさに宝の山です。

都会で暮らしていた頃、スーパーの片隅に山菜が並んでいても、見向きもしませんでした。しかし、自分の足で探し、土の匂いを感じながら見つけ、感謝していただく。このプロセスそのものが、最高の調味料なのだと、この土地は教えてくれました。

夏から秋へ:相棒と挑む、川と海の恵み

夏になると、次は川と海が僕を呼んでいます。

川では、美しいパーマーク(模様)を持つヤマメやイワナが、僕のルアーに果敢にアタックしてきます。渓流のせせらぎを聞きながら、愛犬と二人、魚との一対一の駆け引きに集中する時間は、何物にも代えがたい、最高の瞑想です。

この日の釣果。美しい渓流魚たち。塩焼きにすると、絶品です。

そして、海に出れば、さらにダイナミックな恵みが待っています。ルアーフィッシングで狙うのは、ホッケ、青物、そして高級魚のヒラメやカレイ。

特に、この肉厚のヒラメがルアーに食いついた時の衝撃は、今でも忘れられません。ずっしりと重い引きに「これは大物だ!」と確信し、慎重に、でも大胆にリールを巻く。孤独なファイトの末、海面に現れたその巨大な姿を見た時の興奮は、まさに釣り人だけの特権です。

格闘の末に釣り上げたヒラメ。刺し身でも、煮付けでも最高です。

秋、そして冬へ:保存食と、氷上の楽しみ

秋は、収穫と保存の季節。山で拾った栗は、来たる冬へのささやかな、しかし最高の贅沢品です。

秋の森からの贈り物。一粒一粒、丁寧に拾います。

そして、採りすぎた山菜や、食べきれない魚は、先人たちの知恵である「保存食」へと姿を変えます。

山わさびの醤油漬け
行者にんにくの醤油漬け

…とは言っても、冬のために保存しておくはずが、あまりの美味しさにあっという間になくなってしまうのが、我が家の常ですが(笑)。

そして、あたり一面が白銀の世界に変わる冬。食料調達が終わるかと思いきや、ここには氷上の楽しみが待っています。凍った湖に穴を開けて楽しむ、ワカサギ釣りです。

静寂に包まれた、冬の湖。この景色の中で釣りをするのが最高の贅沢。
テントの中で暖を取りながら、釣れたてのワカサギをその場で調理して食べる。この熱々の美味しさは、厳しい冬を乗り越えるための、最高のご褒美です。
釣れたてのワカサギ丼。冷えた体に染み渡ります。

季節を味わう、本当の豊かさ

畑が我が家の「無料スーパーマーケット」なら、この土地の山、川、海、そして凍った湖は、「旬の食材が尽きることのない、巨大なパントリー(食料庫)」です。

都会で暮らしていた頃、僕はお金で時間を買い、便利さを手に入れていました。しかし、この土地で僕が手に入れたのは、お金では決して買うことのできない、「季節と共に生きる」という、人間本来の豊かさでした。

画面の中の天気予報ではなく、肌で感じる風の匂いで、山の恵みが芽吹くのを知る。スーパーの特売日ではなく、潮の満ち引きや氷の厚みで、自然の恵みをいただくタイミングを知る。

そんな、自然との対話の中にこそ、僕が求めていた答えがあったのかもしれません。

北海道の暮らし (Hokkaido Life) 自給自足の考え方 (Thoughts on Self-Sufficiency)
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この記事を書いた人

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はじめまして。
元会社員。都会での暮らしを経て、現在は北海道の道南エリアで自給自足の暮らしに挑戦しています。

相棒は、自家孵化で命を繋ぐ50羽の鶏たちと、頼もしい縄文柴犬。
2町(東京ドーム約半分)の耕作放棄地を開墾しながら、太陽光発電で電気を自給するオフグリッドな毎日です。

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けっち
はじめまして。
元会社員。都会での暮らしを経て、現在は北海道の道南エリアで自給自足の暮らしに挑戦しています。

相棒は、自家孵化で命を繋ぐ50羽の鶏たちと、頼もしい縄文柴犬。
2町(東京ドーム約半分)の耕作放棄地を開墾しながら、太陽光発電で電気を自給するオフグリッドな毎日です。

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