こんにちは! kecchiblogへようこそ。
僕の自給自足の暮らしを根底から支えているもの。それは、自らの手で作り上げた「オフグリッド太陽光発電システム」です。
なぜ、電力会社から電気を買うのではなく、自給する道を選んだのか。
そして、専門業者に頼らず、素人がどこまでできるのか。
今回は、我が家のエネルギーの心臓部について、その思想から現実的な運用まで、すべてをお話しします。
なぜ、オフグリッドなのか?
自給自足を目指す上で、現代の暮らしに電気は欠かせません。
草刈機やチェーンソーといった工具も、僕は石油を使わないバッテリー式を選んでいます。
ガソリン価格や電気代が上がり続ける社会。
いつ起こるか分からない災害。
そんな中で、自分の暮らしに必要なエネルギーを、自分自身でコントロールできるということ。
それが、僕がオフグリッド化を決断した最大の理由です。
我が家のシステム構成:心臓部はハイブリッドインバーター
我が家のシステムは、大きく分けて3つの要素で構成されています。
- 太陽光パネル: ハウス兼ガレージの屋根に設置した440Wのパネル6枚。我が家のエネルギーの源です。
- バッテリー: 発電した電気を蓄えるための蓄電池。現在は48V 100Ahのものを2つ使っています。
- ハイブリッドインバーター: そして、これがシステム全体の司令塔です。僕が選んだのは、LVYUANの6200Wモデルです。
そして、このシステムの最大のポイントは、家のメインブレーカーに直接接続していることです。
そのため、特別な配線は必要なく、家の中にある普段使っているコンセントから、太陽光で作った電気を普通に使えるのです。


【重要】この作業には資格が必要です
実は、会社員時代に「第二種電気工事士」の資格を取得していました。家のブレーカーなどを触る作業は、感電や火災の危険が伴うため、法律で有資格者しか行ってはいけないと定められています。DIYで挑戦される際は、必ず資格を持つ専門家にご相談ください。
そもそもハイブリッドインバーターとは?
太陽光発電システムにおいて、発電した電気を家庭で使えるように変換したり(インバーター機能)、バッテリーに蓄えたり、電力会社からの電気と連携させたりと、複数の役割を一台でこなしてくれる賢い装置のこと。我が家のモデルは、発電した電気を直接使いつつ、余った分をバッテリーに充電し、もしバッテリー残量がなくなれば自動で電力会社からの電気に切り替える、という動きをしてくれます。
オフグリッドのリアルな電力事情
このシステムで、我が家のほとんどの電力を賄っています。
冷蔵庫2台に冷凍庫、照明、そして僕のMacBook やスマホの充電。
天気が良く電気が余っている時は、IHクッキングヒーターや電気の魚焼きグリルも気兼ねなく使えます。
しかし、良いことばかりではありません。
一番の悩みは、自家孵化させたヒヨコを温めるための保温電球です。
これが24時間稼働しているため、特に曇りや雨の日が続くと、バッテリーはあっという間に底をつきます。
そんな時のために、僕にはもう一つの秘密兵器があります。
車中泊時代から愛用しているポータブル電源です。

天気の良い日に、このポータブル電源を満充電にしておき、メインバッテリーが尽きないようにサブバッテリーとして活用しています。
特に、パソコン周りの電源として使うことで、多少の電気の節約となります。
現在のバッテリー容量(48V 100Ah × 2)では、正直まだ足りていません。
今後、お金に余裕ができたら、さらに増設していく予定です。
オフグリッド生活は、完璧なシステムを一度に作り上げるのではなく、自分の暮らしに合わせて、常に最適化を続けていく、終わりなき挑戦なのかもしれません。


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