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掃除はしない、臭くもない。鶏舎の床が「最強の培養土」に変わる、0円循環システム

2025 11/30
鶏との暮らし (Chicken Life)
2025年11月30日

「50羽も飼っていたら、掃除が大変でしょう? 臭いもすごいのでは?」

よく心配されますが、実は我が家の鶏舎、掃除をしたことがありません。
それなのに、中でご飯が食べられるくらい、全く臭くないのです。

なぜなら、鶏舎の床そのものが、巨大な「分解装置」になっているからです。
鶏が出す糞は、ゴミではありません。次の野菜を育てるための「最強の資源」です。

この記事では、手間ゼロ・コストゼロで「糞」を「土」に変える、我が家の循環システムを紹介します。

目次

常識破りの「掃除ゼロ」飼育

一般的に、鶏小屋の掃除は重労働です。こまめに糞を取り除かないと、アンモニア臭が充満し、鶏も病気になってしまいます。

しかし、我が家では掃除をしません。
やることはたった一つ。「上から草やもみ殻を足すだけ」です。

「土の地面」こそが最強の分解装置

コンクリートの床だと、糞はただ溜まる一方で腐敗します。
しかし、我が家の鶏舎は「地面が土」のままです。

ここが最大のポイントです。
土の中にいる無数の微生物や土着菌が、落ちてきた鶏糞を猛烈なスピードで分解してくれるのです。

さらに、鶏たちが餌を探して一日中足で床をひっかき回す(撹拌する)ことで、酸素が供給され、分解はさらに加速します。
機械も電気も使わず、鶏と微生物だけで完璧な処理サイクルが回っています。

🐓 匂わないメカニズム

  • 土の地面:微生物の住処となり、糞を即座に分解。
  • 敷材(もみ殻・草):水分を調整し、発酵を促進。
  • 鶏の撹拌:空気を入れて好気性発酵(臭くない発酵)を維持。

春には「完熟培養土」が完成する

夏からから冬にかけて、鶏舎には刈り取った雑草や、頂いたもみ殻を大量に投入します。
鶏たちはその上で生活し、糞をし、踏み固めます。

そして春が来る頃。
あれだけあった草や籾殻は、跡形もなく分解され、黒くてフカフカの「土」に変わっています。

これが、ただの鶏糞ではありません。
半年以上かけてゆっくりと分解・熟成された、超高品位な「完熟堆肥」なのです。

苗の土に100%使える安全性

ホームセンターで売っている鶏糞は、発酵が未熟だと「肥料焼け」を起こして植物を枯らしてしまいます。
しかし、我が家の鶏舎でできた土は、完全に分解が終わっています。

その証拠に、私はこの土を「苗用の土(培土)」として100%そのまま使っています。
普通の鶏糞でやれば一発で枯れますが、この土なら元気な苗が育ちます。
失敗(肥料焼け)など、一度もありません。

2町の畑へ。広がる循環の輪

現在、耕作放棄地だった2町(東京ドーム約半分)の土地を開墾中ですが、この鶏舎で生まれた土が活躍しています。

  • ビニールハウスの土作り: 分解された床土をそのまま投入。
  • 畝(うね)の活性剤: 微生物の塊としてパラパラと撒く。

鶏舎から出した土で野菜が育ち、その野菜くずや雑草をまた鶏が食べる。
そしてまた肥料になる。

買ってくる肥料はゼロ。
捨てるゴミもゼロ。
あるのは、命が形を変えてグルグル回る「循環」だけです。

まとめ:鶏舎は「肥料生産工場」である

僕にとって鶏舎は、単に卵を採る場所ではありません。
地域の草や有機物を飲み込み、極上の土に変えて吐き出す「肥料工場」でもあります。

掃除をサボっているわけではありません(少しサボっていますが…笑)。
微生物の力を信じて「待つ」こと。
それが、一番効率的で、自然に負荷をかけない自給自足の近道なのです。

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はじめまして。
元会社員。都会での暮らしを経て、現在は北海道の道南エリアで自給自足の暮らしに挑戦しています。

相棒は、自家孵化で命を繋ぐ50羽の鶏たちと、頼もしい縄文柴犬。
2町(東京ドーム約半分)の耕作放棄地を開墾しながら、太陽光発電で電気を自給するオフグリッドな毎日です。

このブログでは、そんな日々のリアルな記録や、暮らしの中で得た知恵を発信していきます。

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相棒は、自家孵化で命を繋ぐ50羽の鶏たちと、頼もしい縄文柴犬。
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